昔々あるところに

昔々あるところに ぷれさりお しーでぃーえす ごーにーまるというそれはそれは可愛らしいずんぐりむっくりの PCがおったそうな。

生まれたてのころはたいそうみなに喜ばれその勢いは飛ぶ鳥を落 し泣く子も黙らせるほどであったそうな。

じゃが、ちょうどその頃より 世の流れ目にも止まらぬほどになり いつしか人々もそのずんぐりむっくりのことを忘れ去ってしもお たのじゃ。

しかしいつの世にも物好きというか奇特といおうか馬鹿なやつが居 るものでそのずんぐりむっくりに乗ってNETの海の荒波の中へ漕ぎ 出そうとしておるやつが居るそうじゃ。あなおそろしやおそろしや ....。

それから そー そー そのごーにーまるのあとに弟やら妹やら紫色の やつや じぇーびーえるとかいうのを載せたのやらはては帳面型まで 今なおその血は脈々と連なっておるがあの頃の勢いを伝えるものは 誰一人おらんそうな。


ホントの昔話

随時更新

<年譜>

1943年

米陸軍 ペンシルバニア大学ムーア電気研究室のモークリー、エッカートに 弾道計算を委託。

1944年

ハーバード大学のエイケン教授により 計算機構としてリレー回路を用いた 自動計算機 ASCC が完成。
ASCC = Automatic Sequence Controlled Calculater Harverd MarkT

1946年

モークリー、エッカートにフォン・ノイマン博士を加えたメンバーを中心と して ENIAC が完成。
ENIAC = Electronic Numerical Integrater and Calculater

1948年

ベル研究所のショックレーらにより、トランジスタが発明される。

1951年

レミントンランド社 ENIACの開発者モークリー、エッカートを招聘し、UNIVACTを発表。
1号機は合衆国統計局に、2号機はゼネラルモータースに納入。
UNIVACT= Universal Automatic ComputerT

1959年

テキサスインストゥルメント社のジャック・キルビーにより IC が発明される。

1964年

IBM IBM360に IC を採用。

1971年

インテル 世界初のマイクロプロセッサ i4004 を発表。

1972年

ポール・アレンとビル・ゲイツが トラフォーダを設立。

1974年

インテル i8080 を発表。

ゲアリ・キルドール 8080用の OS 開発を開始。

1975年 − アルテア登場 −

ポピュラーエレクトロニクス誌1月号に Altair 8800 が特集される。

ポール・アレン MITS社のエド・ロバーツにアルテア用のBASICをデモ。

1976年

アップル AppleT 50台の注文を受け、その後 666.6ドルで販売開始。

NEC TK80 を発売。

1977年 − AppleU登場 −

アップル 法人化。

アップル AppleU1,298ドルで発売。

コモドール PET2001発売。

NEC TK80のBASIC追加キット TK80BSを発売。

1978年

インテル i8086を発表。

アップルのウォズニアック AppleU用のFDDを開発し発売。

日立 ベーシックマスターLTを発売。

シャープ MZ-80Kを発売。

NEC TK80BSの一体型 コンポBSを発売。

1979年

ウエスト・コースト・コンピュータ・フェアにてビジカルクのデモが行われる。

マイクロソフト BASIC8086を発表。

スティーブ・ジョブズ ぺロアルト研究所にてアルトに触れる。

ジャストシステム設立。

インテル i8088を発表。

アタリ ATARI400を発売。

コモドール VIC20を発売。

NEC PC8001を発売。

1980年 − 巨人のお目覚め −

IBM マイクロソフトにOSの供給を打診。

シャープ PC3000を発売。

アタリ ATARI800を発売。

コモドール Commodore64を発売。

1981年 − IBM-PC登場 −

ソフトバンク設立。

富士通 FM-8を発売。

IBM IBM-PCを発売。

NEC PC8801を発売。

1982年 − COMPAQ 登場 −

コンパック設立。

ロータス・デベロップメント設立。

インテル i80286を発表。

東芝 パソピア16を発売。

富士通 FM-11を発売。

私事ながら 初めてコンピューターというもの (SORD M-5) を購入。

1983年 − ファミコン登場 −

マイクロソフト Windowsを発表。

アスキー 8ビット機の統一規格 MSX を提唱。

任天堂 ファミリーコンピューターを発売。

ロータス Lotus 1-2-3 を発表。

IBM PC-XTを発売。

98用 MS-DOSを発売。

NEC PC-100を発売。

アップル リサを発表。

1984年 − Mac 登場 −

アップル マッキントッシュを発表。

コモドール Amiga1000 を発表。

中略(制作中)

1995年

私事ながら CDS520 を購入。

TOPIC

Altair 8800

エド・ロバーツとビル・イェーツにより設計された世界初のパーソナルコンピューター。

8080プロセッサと256KBのメモリを搭載した ただの箱であった。

(前面には22個の発光ダイオードと25個のトグルスイッチが付いているだけで、キーボードもターミナルも そしてプログラムさえも無し)

Altairという名前は、スタートレックのエンタープライズ号の最終目的地に因んで付けられた。

ポール・アレンとビル・ゲイツは、アルテア用のBASICを作製し、エド・ロバーツに売り込んだ。

i4004

インテルが開発した世界初のマイクロプロセッサ。

幅3mm 長さ4mmのなかに2,300個のトランジスタを搭載し、 18,000本の真空管を使ったENIACと同等の計算能力を持っていた。

SORD M-5

仕様

CPU Z80A(3.58MHz)
タイマ 4チャンネルZ80A−CTC
ビデオコントローラ TMS9918A
サウンドジェネレータ SN76489A音程3和音、ノイズ1音、エンベロープ7種
ROM 8KB(内蔵モニタ)外部カートリッジ使用で最大24KB
RAM 20KB(内VRAM16KB)外部カートリッジ使用で最大24KB 拡張ボックスで最大52KB 注1
キーボード フルキータイプ(あいうえお順)ひらがなキー 注2
RF出力 映像、音響、NTSC方式、カラーTV用、チャンネル1または2を使用 75Ω 注3
画面表示機能 16色・4モード・32スプライトプレーン、スプライトは32個同時使用可能
映像出力 NTSC方式
音響出力 約1Vp−p
インタフェース ●オーディオカセット・インタフェース 注4 ●パラレルプリンタ・インタフェース ●カートリッジ・コネクタ
寸法 262×185×35mm(B5サイズ) 注5
重量 800g(本体のみ)
標準付属品 ●BASIC−I ROMカートリッジ 注6 ●AC電源アダプタ ●オーディオカセット用信号ケーブル 注7 ●テレビ接続コード(アンテナ切換スイッチ付) ●標準ゲームカセットテープ(ゲーム2種) 注8
価格 ¥49,800−

注1
20メガではなく 20キロバイトです
注2
電卓のようなゴムキーで「カチャ カチャ」ではなくて「トコ トコ」って感じの キータッチです。キーストロークは1mmくらい。

注3
モニタなんてありません。カラーテレビに接続します。
むかしのファミコンと同じ接続方法

注4
記憶装置は、オーディオカセットテープレコーダーでした。 ゲームするたびに テープレコーダーからデータをRAMに読み込んでました。
「ぴぃ〜 ぴょろろろ〜 がー がー ぴぃ〜・・・・」 (札幌シティースタンダード)

注5
本体はコンパクトなんですが、ACアダプターが 250×80×80mmという巨大なものでした。

注6
BASIC自体がROMカートリッジになっていて、 ファミコン同様 カートリッジが無いと 動きません。

注7
オーディオカセットテープレコーダーと接続します。 テープレコーダーが対応していれば、PLAY STOP を制御できました。

注8
ゲーム等のアプリケーションは プログラムデータをカセットテープに録音して販売されていました。 (ROMカートリッジタイプもありました。)
ベーマガ(BASEBALL MAGAGINE ではない)等のマイコン雑誌に掲載されている投稿プログラム (もちろん紙に印刷されたもの)をキーボードから入力してゲームを走らせていました。 (プログラムコードですから 一字でも入力間違いをすると 走りません。なかなか大変な作業ですが、 BASICのお勉強にはなります。)

札幌シティースタンダード

アメリカのコンピューターマニアが開発したカセットテープにデータをセーブする 1200baudのカンザスシティ・スタンダードをもとに日本で開発された 2400baudの規格。

作者が札幌在住であったためこう呼ばれたらしい。

MSX

MSX規格に準拠したマシンであれば、どのマシンでもMSXアプリケーションが使えるという 夢のような規格であったが、成功を収めるには至らなかった。アスキーは85年に MSXU規格を発表したが、 またまた失敗。

当時 パソコンのアーキテクチャは メーカーごとに異なっており、同じメーカーの製品でも 上位と下位の機種では完全な互換性が無かった。

わたしの以前の知り合いに 小さな貿易会社を経営する おっさんがいたのですが、 このおっさんはアスキーのKN氏に煽られて北欧に日本製MSXマシンを輸出したことがあり、 当時のことを振り返って おっさん曰く

「あーんなもん 売れっかいッ!一回積んで終いじゃい! KNにのせられてエライめにおうたっ!!」

Amiga

現在でも Maltimedia及びCGの分野で一定のマーケットを維持している 独自アーキテクチャのマシン。

米Commodore倒産後 AmigaTechnologiesとして 独ESCOM AGの傘下となったが 同社倒産後 97年3月に あのGateway2000により買収された。

エミュレーターを使ってPC上で往年のAmigaゲームを楽しんでいる人たちもいるようです。


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